トピック

 第10回  脳プロサイエンスカフェ 
愛情脳科学
【日 時】2014年10月4日(土) 14:30-16:30 (14:00開場)
【会 場】3331 Arts Chiyoda (東京メトロ銀座線 末広町駅)

【講    師】西森 克彦 (東北大学大学院 農学研究科 教授)
【ファシリテーター】丸山 めぐみ (脳科学研究戦略推進プログラム事務局)
【入場料】700 円(ドリンク付き)
【定    員】30 名 (要事前お申し込み・先着順)
【対    象】一般の皆様
【お申し込み方法】
    E-mail またはTelにて以下をお知らせください
    1. お名前, 2. 性別, 3. 年齢, 4. ご連絡先(E-mail またはTel)

※詳細はイベントページをご覧ください

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◇ニューズレターvol.11を発行しました◇


(4.85MB,PDF形式)
Vol.11, August, 2014
P1…コラム:脳プロの“技術”
        狙った遺伝子を素早く改変「CRISPR/Cas9システム」
P2…特集:脳プロ 公開シンポジウムin HIROSHIMA

        アフターリポート
P3
ホットトピックス:自閉症スペクトラム障害(ASD)の
        客観的な診断基準に期待
P4…シリーズ: 「これが私の生きる道」
        慶應義塾大学 大学院医学研究科
        リハビリテーション医学教室
        里宇 明元 教授

14/09/01
関連ニュースを更新しました

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14/08/29
国立精神・神経医療研究センター
「FKBP5の機能多型rs1360780が脳構造に及ぼす影響の解析」
"Association between the common functional FKBP5 variant (rs1360780) and brain structure in a non-clinical population. (T. Fujii et al.)"-Journal of Psychiatric Researchにて掲載(国立精神・神経医療研究センター・藤井研究員、功刀部長他)

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<概要>
FKBP5 (FK506 binding protein)は、ストレス応答系においてグルココルチコイド受容体(GR)の核内移行を阻害し、ストレスホルモン(コルチゾール)分泌を調節するシャペロン分子である。そして、FKBP5遺伝子の一塩基多型rs1360780(C/T)のマイナーアリルTは、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の危険アリルとされている。最近我々は、このTアリルが視床下部ー下垂体ー副腎系(HPA系)の過抑制と関係することを明らかとしている。本研究では、一般成人(健常者)を対象とし、構造MRIによってTアリルが脳構造に与える影響について調べた。その結果、アリルTをもつ者は、もたない者と比較して、前部帯状回の灰白質容積が小さく、また前部帯状回と後部帯状回における白質繊維の整合性が低かった。これらの領域の変化はPTSD患者においてもよくみられることから、Tアリルの存在がPTSD発症リスクを高める脳基盤となる可能性が示唆された。
14/08/29
国立精神・神経医療研究センター
「デキサメサゾン投与による血液中レジスチン蛋白濃度及びmRNA発現量の増加」
"Increased Protein and mRNA Expression of Resistin After Dexamethasone Administration. (D. Sasayama et al.)"-Hormone and Metabolic Researchにて掲載(国立精神・神経医療研究センター・篠山客員研究員、功刀部長他)

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<概要>
身体的に健康な対象者24名において、ベースライン及びデキサメサゾン(合成グル子コルチコイド)経口投与後の全血中mRNA発現量をマイクロアレイで解析したところ、耐糖能異常において重要な役割を果たすレジスチンの発現量がデキサメサゾン投与後に有意に増加していた。別の対象者12名においてベースライン及びデキサメサゾン経口投与後の血漿レジスチン濃度を測定したところ、デキサメサゾン投与後に有意な増加を認めた。RETN rs3219175のAアレルを保有する対象者は非保有者と比較して、全血中のレジスチンmRNA発現量及び血漿中レジスチン蛋白濃度が有意に高かったが、デキサメサゾン投与はいずれのrs3219175遺伝子型においても血中レジスチン濃度を増加させることが示された。本研究結果から、耐糖能異常の分子基盤としてストレスホルモンと遺伝子多型との相互作用が関与する可能性が示唆された。
14/08/26 名古屋大学
「ブロナンセリンはフェンシクリジンによって惹起される視覚認知記憶障害を改善する:前頭前皮質におけるドパミンD3-セロトニン5-HT2AおよびドパミンD1-NMDA受容体に関与するブロナンセリンの作用の複合機構」
"Blonanserin Ameliorates Phencyclidine-Induced Visual-Recognition Memory Deficits: The Complex Mechanism of Blonanserin Action Involving D3-5-HT2A and D1-NMDA Receptors in the mPFC. (H. Hida et al.)"-Neuropsychopharmacologyにて掲載(名大・尾崎教授他)

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<概要>
フェンシクリジン連続投与統合失調症モデルマウスに生じる認知機能障害に対して、5-HT2A受容体よりD2およびD3受容体への親和性が高いという特徴を有する抗精神病薬、ブロナンセリンの作用およびその作用機序について検討した。その結果、ブロナンセリンは認知機能障害を改善し、作用機序として前頭前皮質における5-HT2A受容体およびD3受容体を介する細胞外ドパミン遊離量の増加が引き起こすD1受容体-PKAシグナル伝達系の活性化に伴うNMDA 受容体シグナル伝達系亢進が関与していることを見出した。
14/08/25 東京大学
「社会的感情を類推する際の自閉症的困難さが、オキシトシンによって行動レベルでも神経レベルでも改善する」
"Oxytocin improves behavioural and neural deficits in inferring others' social emotions in autism. (Y. Aoki et al.)"-Brainにて掲載(東大・八幡特任助教、山末准教授、笠井教授他)

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<概要>
今回我々は、自閉症スペクトラム障害の当事者が困難を示す、表情や声色と言った直接的な情動を示す情報がない条件下で行う他者の感情の推測に対して、オキシトシン経鼻剤の単回投与が有意に改善させることを示した。また、同障害の当事者ではこうした他者の感情の類推の際に前部島皮質の脳活動が減弱していたが、オキシトシン投与によってこの脳活動も有意に回復していた。こうした行動や脳活動のレベルでの改善効果は他者の意図の推測に対しては認めなかった。今回の結果から、これまで報告が無かった、直接的な情動の情報がない条件下で行う他者の感情の推測の困難さに対しても、オキシトシンの投与効果が期待出来ることが示された。

14/08/22 沖縄科学技術大学院大学
「「あきらめない」の鍵はセロトニン」
"Optogenetic Activation of Dorsal Raphe Serotonin Neurons Enhances Patience for Future Rewards. (K. W. Miyazaki et al.)"-Current Biologyにて掲載(沖縄科学技術大学院大・宮崎佳代子研究員、宮崎勝彦研究員、銅谷教授他)
(日本語)
(English)
8/22 時事ドットコムにて掲載「諦めず待つ行動促す=脳内のセロトニン-沖縄科技大など」
8/22 日本経済新聞 電子版にて掲載「脳内物質セロトニンが「辛抱強さ」促す 沖縄科技大など実験」
8/24 財経新聞にて掲載「沖縄科技大、セロトニンの働きが我慢強さに関与していることを明らかに」

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<概要>
光遺伝学技術を用いてマウスが遅延報酬を待っている期間に背側縫線核のセロトニン神経活動を選択的に増大させると、遅延報酬を待つことをあきらめる回数が減少し、報酬がもらえない試行ではあきらめずに待っている時間が延長することを見出した。これらの結果は、セロトニン神経活動が報酬待機における辛抱強さの調節をダイナミックに行っていることを示している。
14/08/22 東京大学
「自閉症モデルマウスに共通の脳神経回路の変化が明らかに」
"Enhanced synapse remodelling as a common phenotype in mouse models of autism. (M. Isshiki et al.)"-Nature Communicationsにて掲載(東大・岡部教授他)

8/22 日経プレスリリースにて掲載「東大、自閉症モデルマウスに共通の脳神経回路の変化を解明」
8/24 財経新聞にて掲載「東大、自閉症マウスは神経細胞の繋がりが過剰に形成・消失していることを明らかに」

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<概要>
自閉症スペクトラム障害は、社会コミュニケーションの障害などを特徴とし生後早期から発症する原因不明の疾患である。この疾患特異的な脳の変化を見出すため、自閉症モデルマウスを用いて成長過程の脳での神経細胞同士のつながり(シナプス)の変化を計測した。3種類の全く異なる遺伝的な背景を持つモデルマウスの神経回路を調べた結果、共通してシナプスが過剰に形成・消失していくことが分かった。自閉症スペクトラム障害に対する薬剤の効果の指標などとして今回の発見は役立つものと期待される。
14/08/20 東京大学
「幼若期の社会的隔離ストレスが引き起こす雄マウスの行動の劣位性 -社会的に隔離された雄マウスは競争心が弱い-」
"Early deprivation induces competitive subordinance in C57BL/6 male mice. (S. Benner et al.)"-Physiology & Behaviorにて掲載(東大・ベナー大学院生、掛山客員研究員、遠山教授他)

8/19 日経プレスリリースにて掲載「東大、幼若期のストレスが脳発達に与える影響を動物を用いた実験で解明」
8/21 財経新聞にて掲載「東大、幼若期のストレスが脳の発達に与える影響を明らかに」
8/25 リセマムにて掲載「東大、幼若期ストレスが社会性に与える影響を証明」

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<概要>
幼少期の虐待やネグレクト(育児放棄)などのストレスは、将来の人格形成に大きな影響を及ぼす。今回の論文では、授乳期のマウスに対して社会的隔離ストレスを与えることで、前頭前皮質、海馬、扁桃体の遺伝子発現レベルに異常が現れ、成長後の競争 的環境下における行動の劣位性が引き起こされることを明らかにした。このことは幼少期ストレスが将来の社会的行動を規定する一要因であることを示している。
14/08/20 生理学研究所
「生まれつき目が見えなくても、 相手の手の動作を認識するための脳のネットワークは形成される」
"The Brain Network Underlying the Recognition of Hand Gestures in the Blind: The Supramodal Role of the Extrastriate Body Area. (R. Kitada et al.)"-The Journal of Neuroscienceにて掲載(生理研・北田助教、定藤教授他)

8/20 マイナビニュースにて掲載「目が見えなくても脳部視覚野の一部は他者の動作を認識すると判明- 生理研」
8/20 日経プレスリリースにて掲載「生理学研究所、目が見えなくても相手の手の動作を認識するための脳のネットワークは形成」
8/21 Science Portalにて掲載「見えなくても手の動きは脳でわかる」
8/21 財経新聞にて掲載「目が見えなくても、手の動作を認識する脳ネットワークは活動することが明らかに」

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<概要>
日常において晴眼者は目を使って相手の動作やその意図を認識する。そのため目で相手の身体を認識するために特殊化した脳部位が存在する。本研究では、この脳部位の一つであるEBAが視覚経験に関係なく、触覚による身体部位の認識にも重要であることを発見した。本研究成果は、なぜ目が見えなくても他者の動作を認識・学習することが可能なのかを説明し、特殊支援教育の基盤を形成するための一助になると考えられる。
14/08/20 ATR
「MEG逆問題における脳内電流分布と複数のアーチファクト源の階層モデルハイパーパラメータ推定」
"Estimation of hyper-parameters for a hierarchical model of combined cortical and extra-brain current sources in the MEG inverse problem.(K. Morishige et al.)"-NeuroImageにて掲載(ATR・川人所長他)

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<概要>
階層モデルハイパーパラメータ推定を用いて、複数のアーチファクト源と大脳皮質の電流を同時に推定し、アーチファクトの影響を分離することを試みた結果、アーチファクト成分と皮質電流の正確な推定が行えることを示した。

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2014/10/4
開催

第10回脳プロサイエンスカフェ
「愛情と絆の脳科学」
14/08/21
開催
【終了】
自然科学研究機構 生理学研究所 見学 (新潟県立高田高等学校の生徒さん)
14/08/6-7
開催

【終了】
脳プロ出張授業 in 江戸川区子ども未来館 子どもアカデミー
脳の不思議を大研究!「味覚マップと触覚マップをつくろう」

14/07/19
開催
終了】
脳プロ公開シンポジウム in HIROSHIMA・第11回日本うつ病学会市民公開講座
「うつ病の起源から未来医療へ」
14/03/11
開催
【終了】
第9回脳プロサイエンスカフェ
「柔軟な脳」のしくみを探る
    ~神経と神経のつなぎ目:シナプスの不思議~
14/02/01
開催
【終了】
第6回脳プロ公開シンポジウム 
「つながりの脳科学」
13/12/03-05
開催
【終了】
<第36回日本分子生物学会年会>
特別企画:ナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)
「バイオリソース勢ぞろい」にてブース展示


13/11/27
開催
【終了】
東京医科歯科大学難治疾患研究所・国立環境研究所共催シンポジウム
発達障害研究の最前線 - The research frontier of neurodevelopmental disorders -
13/11/19
開催
【終了】
出張授業 in 桐朋中学校・高等学校
「動く細胞たちが織りなす脳の形づくり」
13/11/9-10
開催
【終了】
サイエンスアゴラ2013 脳プロブース
「脳科学を支えるニッポンの技術」
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14/08/29
毎日新聞朝刊 26面にて掲載「毎日メディアカフェ:うつ病と食事、関係深く 精神栄養学研究の功刀さん、リスク軽減法など解説」
※電子版はこちら
14/07/14 朝日新聞 23面『科学の扉』にて掲載「頭の中をよむ  夢の解読 脳活動の画像から」(阪大・吉峰教授他)
※電子版はこちら
14/06/11 文藝春秋 2014年7月号にて掲載「SFが現実になった「サイボーグ進化論」」(阪大・吉峰教授、慶應大・里宇教授他)
14/03/27 NHK総合 NHKスペシャル「人体 ミクロの大冒険 第2回 あなたを変身させる!細胞が出す"魔法の薬"」に金沢大学・東田特任教授が出演します
【放送予定日時】4/5(土) 21:00~21:49
14/03/27 BS日テレ 深層NEWS「あなたの睡眠大丈夫? 眠りの悩みを徹底分析」に国立精神・神経医療研究センター・三島部長が出演します
【放送予定日時】3/28(金) 22:00~23:00
13/06/20 ATR・神谷室長が第27回塚原仲晃記念賞を受賞しました
13/05/15 ATR脳情報通信総合研究所・川人所長が平成25年春の褒章 紫綬褒章を受章しました
【受賞時の写真はこちら】
12/12/14 慶應義塾大学・仲嶋教授が第29回井上学術賞を受賞しました
12/11/13 NHK 「ここが聞きたい!名医にQ スペシャル2012 みんなで実践!スッキリ快眠術」に国立精神・神経医療研究センター・三島部長が出演します
【放送予定】11/17(土) 20:00~20:45 再放送11/23(金)13:05~13:50
12/08/29 課題A 大阪大学・平田特任准教授、吉峰教授らによる「重症ALS患者を対象とした有線接続・脳表電極短期留置での低侵襲型BMIの臨床研究」が、大阪大学医学部医学倫理委員会にて承認されました。
なお、本研究は、脳プロ課題Aで行われた研究成果を活用したもので、厚生労働科学研究費補助金:医療技術実用化総合研究事業(臨床研究推進研究事業)の助成を受け、行われます。
8/28 共同通信 47newsにて掲載「ALS患者の脳に電極 大阪大、臨床研究を承認」
8/28 MSN産経newsにて掲載「ALS患者の脳に電極 大阪大、臨床研究を承認」
8/29 日経新聞にて掲載「頭で念じ機器操作 阪大、ALS患者など臨床研究」
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