トピック

 第10回  脳プロサイエンスカフェ 
愛情脳科学
【日 時】2014年10月4日(土) 14:30-16:30 (14:00開場)
【会 場】3331 Arts Chiyoda (東京メトロ銀座線 末広町駅)

【講    師】西森 克彦 (東北大学大学院 農学研究科 教授)
【ファシリテーター】丸山 めぐみ (脳科学研究戦略推進プログラム事務局)
【入場料】700 円(ドリンク付き)
【定    員】30 名 (要事前お申し込み・先着順)
【対    象】一般の皆様
【お申し込み方法】
    E-mail またはTelにて以下をお知らせください
    1. お名前, 2. 性別, 3. 年齢, 4. ご連絡先(E-mail またはTel)

※詳細はイベントページをご覧ください

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◇ニューズレターvol.11を発行しました◇


(4.85MB,PDF形式)
Vol.11, August, 2014
P1…コラム:脳プロの“技術”
        狙った遺伝子を素早く改変「CRISPR/Cas9システム」
P2…特集:脳プロ 公開シンポジウムin HIROSHIMA

        アフターリポート
P3
ホットトピックス:自閉症スペクトラム障害(ASD)の
        客観的な診断基準に期待
P4…シリーズ: 「これが私の生きる道」
        慶應義塾大学 大学院医学研究科
        リハビリテーション医学教室
        里宇 明元 教授

14/09/18
東京医科歯科大学、東京大学
「アルツハイマー病の発症前・超早期病態を部分的に解明 -アルツハイマー病の治療に道筋-」
"Comprehensive phosphoproteome analysis unravels the core signaling network that initiates the earliest synapse pathology in preclinical Alzheimer's disease brain. (K. Tagawa et al.)"-Human Molecular Geneticsにて掲載(東京医科歯科大・田川准教授、本間特任助教、岡澤教授、東大・岩坪教授他)

9/17 共同通信47NEWSにて掲載「アルツ発症前にタンパク質異常 東京医科歯科大が発見」
9/17 msn産経ニュースにて掲載「発症前にタンパク質異常 アルツハイマー病」
9/18 日刊工業新聞Business Lineにて掲載「アルツハイマー発症前の神経変化、17種のたんぱく質が関与-東京医科歯科大」

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<概要>
アルツハイマー病(AD)研究では、発症後のアミロイド抗体療法の失敗を受けて、早期病態の重要性が増々重要視されている。本研究ではADモデルマウス4種とヒト患者死後脳を用いてリン酸化タンパク質の網羅的質量解析を行った。病態下で変動するリン酸化タンパク質を、スーパーコンピュータを用いてタンパク質間相互作用(PPI)データベースに重層して病態シグナルネットワークを作成し、さらにモデル間あるいはヒトーマウス間の共通性および時間的変動を解析した。その結果、シナプス機能に深く関連する17個のタンパク質からなるコア病態ネットワークを発見した。その一部はアミロイド凝集に先駆けてリン酸化の変動を示し、これを標的としたリン酸化阻害剤あるいは遺伝子ノックダウンによってモデルマウスのスパイン形態異常が改善した。

14/09/18
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14/09/17
国立精神・神経医療研究センター
「統合失調症における自殺企図の既往と統合失調型パーソナリティ傾向の関連」
"Relationship between Lifetime Suicide Attempts and Schizotypal Traits in Patients with Schizophrenia. (T. Teraishi et al.)"-PLoS ONEにて掲載(国立精神・神経医療研究センター・寺石研究生、功刀部長他)

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<概要>
統合失調症患者は自殺率が高く、様々な危険因子が研究されているが、パーソナリティーとの関連を調べた研究は少ない。今回、87名の統合失調症患者と322名の健常者を対象に統合失調症型パーソナリティに関してSchizotypal Personality Questionnaire (SPQ)を用いて検討した。自殺企図歴の有無により、統合失調症を二群に分けて解析したところ、合計得点及び「対人関係」と「解体症状」の2因子について、有意差を認めた。ROC解析により最適のカットオフ値を設定したところ、強い予測因子となることが示唆された(p = 0.002, オッズ比: 4.7, 95%信頼区間: 1.8-12.1, 感度 0.70, 特異度 0.67)。以上より、統合失調型パーソナリティ傾向は、統合失調症における自殺企図の既往と関連しており、自殺企図のリスク評価のために有用であることが示唆された。
14/09/12
理化学研究所    浜松医科大学
「頭皮の毛根細胞を利用した精神疾患の診断補助バイオマーカーの発見 -統合失調症や自閉症の診断に役立つ可能性-」
"Utility of Scalp Hair Follicles as a Novel Source of Biomarker Genes for Psychiatric Illnesses. (M. Maekawa et al.)"-Biological Psychiatryにて掲載(理研・前川研究員、吉川チームリーダー、浜松医大・森教授他)

9/16 財経新聞にて掲載「理研、頭皮の毛根細胞を精神疾患の診断補助に利用できることを明らかに」
9/16 マイナビニュースにて掲載「理研、毛根に統合失調症や自閉症を診断する指標となる遺伝子を発見」
9/16 Science Portalにて掲載「頭の毛根細胞に精神疾患の指標を発見」

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<概要>
精神疾患は病因が多様であり、「病名」の生物学的根拠も不明な部分が多く、感受性・特異性に優れたバイオマーカーを生体から簡便かつ非侵襲的に開発することは非常な困難であった。我々は毛髪が脳と同じ外胚葉由来であることに着目し、統合失調症・自閉症で毛髪での遺伝子発現を解析した。その結果、統合失調症では罹病期間等の交絡因子に影響されず、FABP4遺伝子の発現量が約40%低下していた(感受性71.8%、特異性66.7%)。自閉症ではCNTNAP2遺伝子発現が有意に低下していた。特にFABP4の場合、統合失調症の顕在発症前のマーカーになり得るか、FABP4は分子病理の集約点の1つになり得るか、今後検討が必要と考える。
14/09/11 大阪大学
「重症の筋萎縮性側索硬化症患者はブレイン・マシン・インターフェイスに対して幅広く高い期待を有する」
"Severely affected ALS patients have broad and high expectations for brain-machine interfaces. (Y. Kageyama et al.)"-Amyotrophic Lateral Sclerosis and Frontotemporal Degenerationにて掲載(阪大・平田特任准教授、吉峰教授他)

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<概要>
ブレイン・マシン・インターフェイス(BMI)に対する患者の関心についてはこれまで殆ど調査されていない。我々は77名の重症筋萎縮 性側索硬化症(ALS)患者に対しアンケート調査を行い、BMIに対する関心や要望を調査した。回答率は48%で人工呼吸器装着率は78%であった。意思疎通にストレスを感じる患者が8割以上見られ、半数以上の患者がBMIへの関心を示した。BMIに対する要望は多岐にわたったが、意思疎通が最優先事項であった。BMIの実用化にあたってはこうした患者の期待にそった装置を開発する必要がある。
14/09/10 国立精神・神経医療研究センター
「国立精神・神経医療研究センター・三島和夫部長らの研究グループが、睡眠・覚醒リズム異常に関連する遺伝子の違いを同定」
"Screening of Clock Gene Polymorphisms Demonstrates Association of a PER3 Polymorphism with Morningness-Eveningness Preference and Circadian Rhythm Sleep Disorder. (A. Hida et al.)"-Scientific Reportsにて掲載(国立精神・神経医療研究センター・肥田室長、三島部長他)

9/9 日経プレスリリースにて掲載「国立精神・神経医療研究センター、睡眠・覚醒リズム異常に関連する遺伝子の違いを同定」
9/10 財経新聞にて掲載「睡眠・覚醒リズム異常に関連する遺伝子が明らかに」

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<概要>
生物時計は、睡眠、体温、ホルモン分泌など行動や生理活動に見られる約24時間周期の概日リズムを制御し、クロノタイプ(朝型夜型)や睡眠習慣に影響する。本研究では、概日リズム睡眠障害(睡眠相後退型182名、フリーラン型67名)および健常者925名を対照として、時計遺伝子PER1、PER2、PER3、TIM、CLOCK、NPAS2、CRY2の網羅的な多型タイピングを行った。その結果、PER3の遺伝子多型(rs228697、マイナーアリル)が夜型指向性とフリーラン型と有意に関連することが明らかとなった。時計遺伝子PER3は個人のリズム特性やその脆弱性を推定する有用な遺伝子マーカーとなる可能性がある。
14/09/08 国立精神・神経医療研究センター
「精神疾患における脳血流量と脳内温度との関連パターンの相違」
"Altered coupling of regional cerebral blood flow and brain temperature in schizophrenia compared with bipolar disorder and healthy subjects. (M. Ota et al.)"-Journal of Cerebral Blood Flow & Metabolismにて掲載(国立精神・神経医療研究センター・太田室長、功刀部長他)

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<概要>
統合失調症では体温調整障害がみられることが知られている。そこで、われわれはMRIを用いて統合失調症、双極性障害患者および健常被験者の脳内温度を測定し、その差異を検討した。また脳血流量と脳内温度との関連についても検討を行った。慢性期の男性統合失調症患者22名、19名の双極性障害患者、23名の男性健常者を対象にMRIを撮影し、DWI (diffusion-weighted imaging)より側脳室内の温度を、ASL(arterial spin labelling)により脳血流量を測定した。3群間の側脳室内温度には差異は認められなかった。しかし、脳血流量と脳室内温度の関連を検討したところ、健常群、双極性障害患者群では正の相関を認めたが、統合失調症患者では負の相関を認めた。脳室内温度は脳糖代謝率や脳血流に密接に関係しており、今回の結果から統合失調症患者では脳内温度調節も障害されていることが示唆された。
14/09/03 慶應義塾大学
「Cdk5とその基質であるDCX及びp27kip1は、移動神経細胞の先導突起近位部の拡張と核の伸長を制御する」
"Cdk5 and its substrates, Dcx and p27kip1, regulate cytoplasmic dilation formation and nuclear elongation in migrating neurons. (Y. V. Nishimura et al.)"-Developmentにて掲載(慶應大・仲嶋教授他)

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<概要>
神経細胞移動は、哺乳類特有の大脳皮質6層構造の形成において大変重要な過程である。移動する神経細胞は、まず先導突起の近位部において細胞質の一部が拡張し、その後に核が伸長して、前方へと移動する。しかしながら、これらの現象の分子機構は不明であった。本研究では、発生期大脳皮質の移動神経細胞を可視化し、その形態変化に影響を与える細胞内経路を検索することによって、その先導突起近位部の拡張や核の形態変化がCdk5によって制御されていることを見いだした。Cdk5は、エンドサイトーシス経路や微小管の制御を介してこれらの現象を担っていると考えられた。
14/09/01 関連ニュースを更新しました

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14/08/29 国立精神・神経医療研究センター
「FKBP5の機能多型rs1360780が脳構造に及ぼす影響の解析」
"Association between the common functional FKBP5 variant (rs1360780) and brain structure in a non-clinical population. (T. Fujii et al.)"-Journal of Psychiatric Researchにて掲載(国立精神・神経医療研究センター・藤井研究員、功刀部長他)

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<概要>
FKBP5 (FK506 binding protein)は、ストレス応答系においてグルココルチコイド受容体(GR)の核内移行を阻害し、ストレスホルモン(コルチゾール)分泌を調節するシャペロン分子である。そして、FKBP5遺伝子の一塩基多型rs1360780(C/T)のマイナーアリルTは、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の危険アリルとされている。最近我々は、このTアリルが視床下部ー下垂体ー副腎系(HPA系)の過抑制と関係することを明らかとしている。本研究では、一般成人(健常者)を対象とし、構造MRIによってTアリルが脳構造に与える影響について調べた。その結果、アリルTをもつ者は、もたない者と比較して、前部帯状回の灰白質容積が小さく、また前部帯状回と後部帯状回における白質繊維の整合性が低かった。これらの領域の変化はPTSD患者においてもよくみられることから、Tアリルの存在がPTSD発症リスクを高める脳基盤となる可能性が示唆された。
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2014/10/4
開催

第10回脳プロサイエンスカフェ
「愛情と絆の脳科学」
14/08/21
開催
【終了】
自然科学研究機構 生理学研究所 見学 (新潟県立高田高等学校の生徒さん)
14/08/6-7
開催

【終了】
脳プロ出張授業 in 江戸川区子ども未来館 子どもアカデミー
脳の不思議を大研究!「味覚マップと触覚マップをつくろう」

14/07/19
開催
終了】
脳プロ公開シンポジウム in HIROSHIMA・第11回日本うつ病学会市民公開講座
「うつ病の起源から未来医療へ」
14/03/11
開催
【終了】
第9回脳プロサイエンスカフェ
「柔軟な脳」のしくみを探る
    ~神経と神経のつなぎ目:シナプスの不思議~
14/02/01
開催
【終了】
第6回脳プロ公開シンポジウム 
「つながりの脳科学」
13/12/03-05
開催
【終了】
<第36回日本分子生物学会年会>
特別企画:ナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)
「バイオリソース勢ぞろい」にてブース展示


13/11/27
開催
【終了】
東京医科歯科大学難治疾患研究所・国立環境研究所共催シンポジウム
発達障害研究の最前線 - The research frontier of neurodevelopmental disorders -
13/11/19
開催
【終了】
出張授業 in 桐朋中学校・高等学校
「動く細胞たちが織りなす脳の形づくり」
13/11/9-10
開催
【終了】
サイエンスアゴラ2013 脳プロブース
「脳科学を支えるニッポンの技術」
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14/09/18
阪大・吉峰教授が世話人を務める、第1回「脳神経外科BMI懇話会」~脳と機能をつなぐ未来科学のはじまり~が開催されます。
【日時】平成26年10月18日(土)13:00~17:30
【場所】大阪大学医学部銀杏会館(大阪大学吹田キャンパス)
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14/08/29 毎日新聞朝刊 26面にて掲載「毎日メディアカフェ:うつ病と食事、関係深く 精神栄養学研究の功刀さん、リスク軽減法など解説」
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14/07/14 朝日新聞 23面『科学の扉』にて掲載「頭の中をよむ  夢の解読 脳活動の画像から」(阪大・吉峰教授他)
※電子版はこちら
14/06/11 文藝春秋 2014年7月号にて掲載「SFが現実になった「サイボーグ進化論」」(阪大・吉峰教授、慶應大・里宇教授他)
14/03/27 NHK総合 NHKスペシャル「人体 ミクロの大冒険 第2回 あなたを変身させる!細胞が出す"魔法の薬"」に金沢大学・東田特任教授が出演します
【放送予定日時】4/5(土) 21:00~21:49
14/03/27 BS日テレ 深層NEWS「あなたの睡眠大丈夫? 眠りの悩みを徹底分析」に国立精神・神経医療研究センター・三島部長が出演します
【放送予定日時】3/28(金) 22:00~23:00
13/06/20 ATR・神谷室長が第27回塚原仲晃記念賞を受賞しました
13/05/15 ATR脳情報通信総合研究所・川人所長が平成25年春の褒章 紫綬褒章を受章しました
【受賞時の写真はこちら】
12/12/14 慶應義塾大学・仲嶋教授が第29回井上学術賞を受賞しました
12/11/13 NHK 「ここが聞きたい!名医にQ スペシャル2012 みんなで実践!スッキリ快眠術」に国立精神・神経医療研究センター・三島部長が出演します
【放送予定】11/17(土) 20:00~20:45 再放送11/23(金)13:05~13:50
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文部科学省

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